技術情報

既設アスファルト舗装版撤去工法

IH式舗装撤去工法

  • 橋梁
  • 車道
  • 鋼床版アスファルト舗装の撤去
  • 高速道路

IH式舗装撤去工法は、鋼床版上のアスファルト舗装を電磁誘導加熱方式を用いて剥離させた後に、油圧ショベル(バックホウ)で撤去する工法です。
電磁誘導加熱技術により、アスファルト舗装を直接加熱することなく鋼床版を60~90℃に加熱し、加熱された鋼床版とアスファルト舗装の界面にある接着層を軟化させ、油圧ショベル(バックホウ)にて舗装体を剥ぎ取ります。
従来のブレーカによるはつり作業に比べ、床版を損傷させることなく、低騒音にて既設舗装版の撤去が可能となります。

特長

  • 01

    高い施工性

    IH式加熱装置を用いて鋼床版を加熱し、直上の接着層を緩めることにより、アスファルト舗装の剥離が容易に行えます。

  • 02

    低騒音・粉塵抑制

    従来の切削機やブレーカによる破砕撤去と異なり、アスファルト舗装を版で撤去する方法のため、低騒音、粉塵抑制など沿道環境の改善が図れます。

  • 03

    作業時の鋼床版損傷の回避

    ブレーカを使用しない工法のため、鋼床版を傷付ける事なく舗装版の撤去が可能です。