技術情報
軽量盛土工法(発泡スチロール土木工法)
EPS工法
EPS工法は、土やコンクリートの約1/100の密度の超軽量の発泡スチロールブロックを盛土材料や橋脚の裏込め材料として積み重ねていくもので、発泡スチロールの軽量性、自立性、耐水性などの優れた持性を有効に利用し、軟弱地盤上の盛土、急傾斜地盛土、構造物の裏込めなどの荷重を軽減する工法です。
特長
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01
盛土荷重を低減
発泡スチロールは、水と結合しない撥水性の材料であるため長期間の水浸にあっても水による影響は受けません。また、盛土荷重を大幅に低減でき、軟弱地盤の沈下、支持力不足などの問題点を解決できます。
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02
施工・加工の容易性
設置は人力で行うため軟弱地盤、急傾斜地等のような大型機械の使用できない場所での施工が容易です。また、ブロックは現地で簡単に切断できるため、地形に対応した加工も容易で、自立性があるため、積み重ねた構造を自立壁として利用できます。
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03
トータルコスト削減
軟弱地盤上の盛土工事では、地盤改良工法が不要となり、完成後の沈下を低減できるので、維持管理費が少なくなり、経済的となります。