技術情報
連続鉄筋コンクリート舗装
連続鉄筋コンクリート舗装(CRCP;Continuously Reinforced Concrete Pavement)は、縦方向鉄筋を適切に配置することによって横収縮目地を省いたコンクリート舗装です。コンクリート版の横断面積に対して約0.6~0.7%の縦方向鉄筋を連続的に配置することによって、横方向に発生する収縮ひび割れの間隔を短く分散させるとともに、個々のひび割れ幅も有害なひび割れとならないよう小さくなるように制御します。横収縮目地を設けないために車両走行時の騒音や振動が軽減され、乗り心地や沿道環境改善などの効果も期待できます。
コンポジット舗装のホワイトベースとして採用した場合、横目地がないためリフレクションクラックの発生を抑制できます。施工方向としては、型枠を用いるセットフォーム工法と用いないスリップフォーム工法とがあり、適用箇所に応じて使い分けます。
特長
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01
騒音・振動の軽減
横目地がないため、交通車輛による振動や騒音が軽減され、車両の走行性が向上します。
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02
耐久性の向上
構造上の弱点となりやすい横目地がないことで、耐久性も向上します。また、コンポジット舗装のホワイトベースとして使用すると、リフレクションクラックの抑制効果が期待できます。
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03
メンテナンス費用の低減
横目地のメンテナンスが不要のため、維持管理作業の軽減・維持管理費の削減にもつながります。