技術情報
浸透性接着剤工法用資材
浸透性KSプライマー
コンクリート舗装やコンクリート床版などの補修時のはつり作業においては、補修基盤コンクリートに微細なひび割れが発生し、そのまま補修を行うと、耐久性が阻害されるケースがあります。
浸透性KSプライマーは、この微細なひび割れに浸透して基盤コンクリートのゆるみや脆弱部の強化を図る浸透性の高耐久型エポキシ系接着剤プライマーです。
フレッシュコンクリート打継ぎ用の接着剤「KSボンド」と組み合わせることで、基盤コンクリートにひび割れを内在している場合でも安定した付着性能を確保できます。
特長
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01
浸透性・付着性
毛細管現象により、圧力をかけずにコンクリートの微細なひび割れ(マイクロクラック)に充填できます。また、フレッシュコンクリート打継ぎ用接着剤「KSボンド」と合わせて使用することにより無機系材料の特性を考慮した調合技術とエポキシ樹脂特有の強靭な接着性能により、被着体と一体化します。
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02
耐久性
輪荷重走行試験(水浸)によって、接合面の付着強度の低下がないことを確認しています。また、温水負荷(温度50℃、10日間)を与えて480万回の繰返し引張試験(水浸)を実施した後においても付着強度が低下しないことを確認しております。 (NEXCO試験法434-2010に準拠) -
03
施工性
幅広い温度(5~40℃)での施工に対応しています。そして、超速硬コンクリートの開放時間に合わせた接着剤施工が可能です。