技術情報
接着剤塗布型床版上面増厚工法
コンクリート床版上面増厚工法
床版上面増厚工法は、車両総荷重が25tに引き上げられたことに伴い、道路橋床版の厚さを原位置で厚くする補強工法です。既設床版を切削後にコンクリートを増厚するもので、補強鉄筋を用いる場合と補強鉄筋を用いない場合の2タイプに大別されます。
また、打継ぎ界面に高耐久型エポキシ樹脂接着剤を塗布する、接着剤塗布型床版上面増厚工法により、より長寿命化、耐久性向上を図ることができます。
(当社では、より長寿命化、高耐久性を担保する接着剤塗布型床版上面増厚工法を開発し、提案しています。)
特長
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01
高耐久性
曲げ耐力、せん断耐力、防水性、すりみがき抵抗性などの向上を図ります。
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02
短工期・低コスト
床版取替などの大規模更新と比べ、工期短縮、低コストが図られます。
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03
接着剤塗布型
既設床版と増厚コンクリートの打継界面の耐久性を向上させるため、高耐久型エポキシ樹脂接着剤(KSボンドシリーズ)を打継ぎ界面に塗布してから増厚コンクリートを打設し、新旧コンクリートを強固に一体化します。
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04
専用施工機械の使用
本工法では、増厚コンクリートと既設床版との付着を確保し、かつ材料分離が生じないように、薄層で均一に敷きならし、締め固めることが重要であるため、増厚専用コンクリートフィニッシャを使用します。