技術系-建築
東北支店建築工事
及川 一弥
2008年度入社/工学部 建築科
技術系-建築
東北支店建築工事
及川 一弥
2008年度入社/工学部 建築科
建築を専攻していた大学生の頃に、「鹿島道路が新入社員を募集している」と知人から勧められことがきっかけです。「鹿島道路」という名前なので建築をやっているのか初めは疑問でしたが、親会社の鹿島建設と同じスタンスで仕事をしていると聞いて、だんだん興味を持つようになりました。実際、鹿島道路は土木事業だけでなく、建築事業にも力を入れており、その分野で実績も伸ばしてきています。スーパーゼネコンである鹿島建設のノウハウがグループ全体で共有されていますし、舗装や土木のプロフェッショナルも大勢集まっています。一方で、子会社ならでは良さもあります。鹿島道路は、鹿島建設より規模が小さい分、若い頃から一人で仕事を請け負うこともできて成長につながるのです。それらの話を伺って心惹かれ、就職活動では他のゼネコンや建築系の会社は全く受けずに、鹿島道路だけを志願しました。
現在は、福島でバイオマスを使用する発電施設を建てています。私は工事課長という立場で、現場で職人さんたちに指示を出しています。これまではガソリンスタンドや調剤薬局などの現場を手がけてきましたが、いずれも少人数の現場でした。今回は打って変わって多くの社員と職人さんも動員されている大きな現場なので、これまで以上に気を引き締めています。一日のスケジュールとしては、朝7時に出社して、朝礼の後は午前も午後も現場巡視。現場では図面通り、施工されているかのチェックがメインです。その合間に図面作成や現場段取りなどを行ったりしています。
現場とのコミュニケーションを密に取ることを大切にしていますね。作業間の連絡や打ち合わせも、現場の職人さんたちも含めて行うよう、心がけています。17時までは現場に残って作業を確認し、その後事務仕事をして19時頃に退社するという流れです。
どの現場も等しく一番と言えるほど、それぞれが強く印象に残っていますね。建物一つ作るにしても、毎回たくさん悩み、苦労します。特に新入社員の頃は、勝手がわからず大変でした。私の段取りが悪いせいで現場の仕事に支障が出て、職人さんたちに囲まれて叱られたこともあります。しかし、仕事を途中で投げ出したくなったり辞めたくなったりしたことは一度もありません。そのような経験をする度に、現場を動かすための心構えが足りなかったことに気づかせてもらい、成長につながる反省ができたからです。今となっては職人さんたちの厳しくも温かい指導に感謝しています。おかげさまで、準備を万全に行う姿勢が身に付いてきました。楽して建物が建つことは決してありませんが、だからこそ、自分が率いた現場で完成した時の大きな達成感はたまらないですね。そのため、どの建物にもそれぞれ強い思い入れがあります。
大きな親会社の安定した経済基盤を生かしながら、グループ全体で建築以外の分野の仕事ができたり、それを通じて勉強できたりするのが大きな魅力だと思っています。例えば私が以前担当した調剤薬局の現場は、建物だけでなく駐車場も含め全て鹿島道路が作りました。包括的な仕事が可能なので、現場の効率も上がります。また日常的にも、土木が専門の社員と建築が専門の社員とが一緒になって事務所に集まる、などということがよくあるのです。このような機会では、簡単に自分がわからない専門知識を互いに交換し合うことができます。職種が違っても壁を感じさせることはなく、むしろ社員同士仲が良くて話も聞きやすい雰囲気があると思います。社員の人柄としても優しい人が多く、新入社員の指導もしっかり行っていますね。だからこそ、新人一人でも現場に的確に指示を出すことができる頼もしい人材が育成されていくのだと思います。
お客様に心から満足して頂けるような建物を作ることです。この目標は入社した時から今まで、ずっと変わりません。実は、以前担当したお客様から「また次も及川さんにお願いしますよ」と声をかけていただいたことがあるのです。その時は非常に嬉しかったですね。このような声を励みに、今後も精進していきたいと考えています。私個人としては、今後、一級建築士の資格を取得することも考えています。自分で「こうしよう」と決めたことがあれば、それを努力によって実現できる環境が整っているのが鹿島道路です。さらに最近は、鹿島建設の子会社というだけでなく建築も手がけている会社として、鹿島道路の認知が世間にも広がっているように感じられます。このような恵まれた環境を最大限生かし、建築分野で世の中に貢献していければと思っています。
鹿島道路では、
皆さんが活躍できる多彩な職種を募集しています。