技術系-技術研究所
技術研究所
樋渡 竜太
2015年度入社/理工学部 社会交通工学科
技術系-技術研究所
技術研究所
樋渡 竜太
2015年度入社/理工学部 社会交通工学科
大学では専門性の高さに惹かれて交通土木を専攻しました。交通土木は一般の土木に比べ道路や街づくりに重点を置いている学問なのですが、入学当時は就職先のことまでは考えていませんでした。しかし、大学入学の前後に震災があったため震災関連の道路の話を聞く機会が多く、道路に興味を持ち始めます。就職活動では学んだことを活かしたい気持ちもあって、道路業界に絞りました。業界を絞ったもののどの会社のこともあまりわからず、エントリーサイトで色々な会社にエントリーしました。鹿島道路が良いと思ったのは技術力が強みであること、そしてこの会社の成長に貢献したいと思えたことです。この会社でなら色々なことができるのではないかと感じ、鹿島道路を選びました。
技術研究所で研究・開発をしています。最初は現場監督や工務職を目指していたのですが、技術研究所での新人研修でそこで働く人達のアットホームな雰囲気や業務内容に惹かれ、配属希望を出しました。道路の補修のために道路の状態を調査したり、その調査に使う新しい技術の確立をするのがメインの仕事内容です。研究所には専門の違う3つの研究室があり、1研究室あたり7人前後で約4テーマずつ担当して開発を行っています。このように研究・開発が仕事内容のメインですが、時には現場からの依頼を受けて、支店では行えないような特殊な試験を行うこともあります。また、新材料開発の目処が立った時には当社の敷地内や実際の道路で試験的に施行を行ったり、商品化して本施工をする際の技術指導をしています。
一番印象に残っているのは技術研究所で約7年前からやっている舗装の材料開発です。私が入社した当時はまだ研究段階で、私自身開発にも携わったのですが、3年ほど前からようやく商品として市場に出始めました。現場監督も経験し、現場で施工に携わることもあるので、その際に自分達が開発に携わったものが現場で実際に使われている様子を見ると、感慨深いです。二年目の秋から一年半、現場監督として関わった新名神の道路建設も印象深いです。工事が動いている間は、トラブルがあったとしてもその場で臨機応変に対応して工事を進めないといけません。新人研修後、その時期を除いてずっと技術研究所で研究をしていた私にとっては新鮮で、何か起こったときに深く掘り下げることができる研究の面白さに気が付くことができました。同時に研究員目線で現場を見ることができたのも自分にとって良い経験となりました。
鹿島道路には工務職や現場監督、私のような研究員もいれば、ICT推進室という部署で建設業の最新技術を使って業務の省略化を進める技術の普及を担当している方々もいます。様々な人たちが様々な部署で働く当社で幅広く仕事ができるのは魅力の一つです。また、地図に残るものを作る仕事ができるというのは大きいと感じています。自分たちが作った道路について「便利になった」などと言ってもらえたときには、不特定多数の一般の人に影響を与えられる仕事をしていると実感しました。入社前は建設業は辛いというイメージが拭えなかったのですが、入ってみると存外楽しかったんです。人間関係が良かったこともその大きな一因でした。先輩から叱られることもありますが、あと腐れがなく対話しやすい人が多い職場だと感じます。私が従事した現場では年が近い人たちが多いため、コミュニケーションがとりやすいですし、協力会社の方々もフランクでプライベートでの付き合いも多く楽しいです。
今は自分の目の前の仕事をやっているという感じがありますが、より色々なことに関わっていきたいと思っています。様々な道路会社の社員が集まって研究をする委員会もあるので、そういった外部での様々な活動にも関わりたいです。そうすることによって、自分の知識を深めたり、新しいことに挑戦したりして、視野を広げていきたいと思っています。また、研究者として論文の発表にも力を入れたいです。開発した技術は年に2編論文を書いて業界誌や学会、論文発表会で発表しているのですが、今後は海外を含めもっと多くのところで発表したいと考えています。色々な仕事ができる鹿島道路で、外からの吸収と外への発信を増やし研究を今以上に深めていきます。
鹿島道路では、
皆さんが活躍できる多彩な職種を募集しています。