企業情報
鹿島道路のSDGs
SDGsへの考え方
私たち鹿島道路は「道づくりから、未来を創造する企業」として、SDGsをはじめとした社会課題に対応し、世の中に必要とされ、持続的に成長できる企業を目指しています。品質方針・環境方針・労働安全衛生方針の3つの基本方針とCSR活動指針を掲げ、環境への負荷低減とともに、事業を通じた価値創造に取り組んでいます。
例えば、舗装を中心とした一般土木、アスファルトの合材製造、建築などの主要事業では、「環境に配慮したモノづくり」「自然災害から守るモノづくり」「景観や人々の生活を支えるモノづくり」を通じて、皆様にとって快適な環境、そして私たちの未来創造に貢献しています。
価値創造の実現には、社員一人ひとりが企業理念のもとに使命を果たすこと、長年にわたり蓄積された技術力と経験を活かすことが必要です。目まぐるしく変化する社会の中で、担い手確保、働き方改革、生産性向上などDXを推進し、ICT自動化施工の取り組みにもチャレンジしています。皆様の生活、社会がもっと便利で安全になるよう、鹿島道路は挑戦を続けます。
関連するSDGs
SDGsを理解する5つのキーワード
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カーボンニュートラル
当社が注目する社会課題
地球温暖化により、洪水や豪雨、山火事など様々な環境問題が起きています。そのため、世界各国で温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするというカーボンニュートラル実現に向けた取り組みが行われ、日本でも各社取り組みを進めています。
鹿島道路の取り組み
鹿島道路では、環境に配慮した舗装技術や製造を通じて、カーボンニュートラル実現の一翼を担っています。
例えば、「バブルミックスシステム」は、アスファルトに水を加圧供給することで、泡状化させたフォームドアスファルトをつくり、アスファルト混合物を製造するシステムです。バブルミックスシステムによって製造された混合物は、低い温度でも取り扱いやすいため施工性を改善させ、CO2排出量の削減に寄与します。また、製造温度を低減することで、作業環境改善や早期交通渋滞の低減にもつながります。 -
住み続けられる街づくり
当社が注目する社会課題
近年、都市に人口が集中する都市化問題が課題になっています。1,000万人を超えるメガシティは、1990年代の10ヵ所程度から30ヵ所以上に増加。これにより、インフラ設備や防災へのニーズが高まっており、安定した生活の維持が重要視されています。
鹿島道路の取り組み
鹿島道路では、景観舗装と外構・造成に取り組んでいます。
景観舗装では、例えば商店街など計画から施工まで、地域と密着し、豊富な経験に基づいて、街路を楽しく、また見た目色鮮やかな景色を演出し、快適な都市空間の創造を手がけています。
また、外構・造成事業では、新しい生活空間を創造することで、住みやすい環境づくりに貢献しています。例えば、ショッピングモールの駐車場、学校などの公共施設周りの区画整理など、鹿島道路では身近なところから人と自然の調和を目指し豊かな暮らしの基盤づくりを目指しています。 -
激甚化する災害への対策
当社が注目する社会課題
地球温暖化による気候変動で災害が多発し、災害大国の日本でも豪雨などの異常気象災害のニュースが絶えません。ますます防災・減災への意識が高まっており、建設土木業界にも沿道リスクへの対応や避難行動の支援、道路構造の強靭化が求められています。
鹿島道路の取り組み
近年増加する様々な災害から周辺地域の安全を守る取り組みをしています。例えば、「床版EQM工法」。この工法は、接着剤と専用補修材により、コンクリートの劣化部分を簡単に素早くに修復できる工法です。修復後は新旧コンクリートが一体化し、耐久性が向上することで、災害対策にも貢献しています。
また、当社では経年劣化した排水構造物への土砂災害の発生を未然に防ぐため、老朽化が進む部分などを最新技術で再施工・補強するリニューアル工事など事業を通じた防災対策への挑戦を続けます。 -
循環型社会への貢献
当社が注目する社会課題
大量の生産・消費・廃棄を続けたことで、資源枯渇や環境破壊が進んでいます。そのため、限りある資源の効率的な利用により、将来にわたって使い続けていく循環型社会を目指す動きが加速しています。日本でも法律制定などの取り組みが進んでいます。
鹿島道路の取り組み
建設副産物リサイクル事業では、アスファルト塊やコンクリート塊の受け入れを拡大しています。長期にわたり供用された道路はひび割れやわだち割れなどの傷みが発生します。そこで、恒久的な循環型社会を目指し、有限である資源の有効かつ効果的な利用にするため、アスファルト塊・コンクリート塊の中間処理を実施し、再生アスファルト合材の製造に再利用される循環式リサイクルに取り組んでいます。
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労働力不足への解決
当社が注目する社会課題
日本国内は超少子高齢化社会を迎えており、特に建設・土木業界は慢性的な人手不足が続いています。加えて、東京オリンピックに続いて、万博の開催、リニア新幹線の開業など、建設・土木業に対する需要が高まり、人材確保や生産性向上が大きな課題となっています。
鹿島道路の取り組み
鹿島道路では、労働力不足に対してIT技術を活用したDXを推進しています。ICT舗装施工技術を導入し、作業機械周辺への作業人員の立入りが不要となったとともに、より平滑な仕上がり面が確保されています。さらに、従来のアスファルト舗装工事の現場管理をIoT・ICT技術を用いてデジタルデータで一元管理する舗装統合管理アプリケーションKSSL(Kajima Smart Site Link)を開発し、舗装管理業務のスマート化を実現しました。
今後も、遠隔臨場機能、納品情報の電子化、出来形管理・品質管理との連携など、更なる現場のスマート化に向けた機能拡充に挑戦しています。